・今日はMコロの発表練習でした。あと1週間でMコロもとい授業開始なんですね。早いもんです。
練習では発表のスムーズさはさておき、教授陣からの質問にはなかなか答えられていたような気がいたします。というのも想定内の質問がほとんどでしたので。やっぱり疑問に思うところは大体誰でも同じなのね。というのが印象です。
・私がスライドを作成するときは「全力を出さない」というのがモットーです。というのは全力を出して自身の分かっているところを出し切ってしまうと、いざ説明する際や質問された際に不透明なところも出てくるために話に収集がつかなかったりする場合が多いからです。また最大の効果として完全にわかっているところさえ発表すれば質問には難なく答えられるというのが挙げられます。もっとも論文を読む際や勉強する際には完全に理解しようとしますが。
ただ時間に追われているときはあえて全てを理解しようとはしません。8割のことを理解するよりも8割から9割10割と理解度を高める方が難しいですし、時間もかかるためです。つまり2倍以上の労力と時間を労するわけです。
またスライドには補足情報を出来るだけ入れるようにしています。というのも、配布資料をどの発表でも配るわけですが、聴講者が後から復習してみてもどういうことを言っていたのかを分かるようにするためです。
たまに図やグラフだけ貼ってあって、口で説明をするという方がいらっしゃいますが、あれは他人に配慮していない典型例です。聴講者の大多数が他分野の研究を行っているために、図だけを見ても何を言っていたかを簡単に理解することができません。天才でもない限り無理でしょう。また聴講者の方が研究を進めていくうえで、役に立つような情報がその時の発表にあった際に、あとで補足の入っていない配布資料を見ても理解することが難しいでしょう。
もちろんグラフだけの配布資料にもメリットはあります。しかしながらそれはグラフが大きくて見やすいだけのように思います。
またグラフだけを張るタイプの方は「重要なことはメモすればいい」と感じるかと思いますが、これは間違いです。その「重要なこと」をメモする内に聞き逃してしまう可能性もあるわけです。むしろ重要なことを事前に資料に入れておいて、プレゼンの方に集中してもらう方がベターかなと思われます。
もっともこういうタイプの方には、ただめんどくさいだけという方がほとんどですが。
あとはメモしやすいように背景は必ず白、アニメーションを用いない、用いる際には配布資料は別に作ることですかね。
聴講者に配慮するというのが私のモットーです。私だけが内容を分かっていてもそれは発表者の公開オナニーでしかないでしょう。発表とは聴講者に理解していただいて、別の研究分野の視点から意見をもらうのが狙いだと思っています。そういう意味でも、聴講者の理解を助けるのに詳細にスライド、発表資料をつくるのは全然マイナスではないはずです。
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